南海トラフ地震とは?簡単に3つの項目で説明します!

南海トラフ地震を、あなたはどこまで理解していますか?

地震対策をする為にも、まず、その地域で起こる地震を知っておかないと不安じゃありませんか?

不安を取り除くためにも、南海トラフ地震を正しく理解して、地域に合った防災を行うことが必要です。

大切な人を守りたいですからね。

 

しかし、国が発表している「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」を読んでもピンとこないと思います。

理由は、計画書がものすごく膨大な量だからです。

国は、正確に南海トラフ地震を把握しようとしているんです。

それ故に、地震の情報は膨大だし、書き方も識者が書いたものだから読みにくい・・・(笑)

とても、素人が読む気になれる品物ではありません。(私も苦労して読みました💦)

なので、市民の私達にも理解できるように、今日は3つの事で「南海トラフ地震」を説明していきます。

読み時間は、3分程度にまとめますね。

ここで書かれている事
  1. 南海トラフ地震は3つの連動型地震
  2. 南海トラフ地震の規模の予想
  3. 南海トラフ地震に対する国の対策(量が多いので軽く書いてます)

南海トラフ地震は3つの地震の集合体

上の図のように、南海トラフ地震は、東海地方から九州地方の太平洋側で発生します。

見るだけで、広範囲なのが分かります。

赤い線が南海トラフという境目です。

 

では、次の図を見てください。

線を3つに区切りました。

区切ったのは、この南海トラフの線には、3つの地震が過去にあったからです。

「南海地震」、「東南海地震」、「東海地震」という地震です

国も元々は3つの地震を別々に対策をしていたんですが、有識者が

「この3つの地震は連動している」という説から、国も対策を変更。

「同じ時期に発生するなら、対策も同じにしよう!」ってことで、国は南海トラフ地震と位置づけ対策をするようになりました。

 

ここでは話しませんが、過去の地震から見ても、この3つの地震は関連性があります。

ですので、連動型地震とも呼ばれています。

 

ちなみに、南海トラフの「トラフ」は水深4000mくらいの海底盆地の事を言います。

ポイント
南海トラフ地震は、3つの地震で出来ている。

南海トラフ地震の規模の予想

南海トラフ地震が発生した場合、マグニチュード8~9クラスの地震になると発表されています。

しかも、30年以内に70%から80%の確率で発生すると予想されています。

津波に関しては、国は次のように発表しています。

津波については、「発生頻度は極めて低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす最大規模の津波」を想定した結果、津波高10m 以上の巨大な津波が13都県にわたる広い範囲で襲来することが想定されることとなった。  南海トラフ地震防災対策推進基本計画より

内閣府より資料をお借りしてきました。

津波の予想はこのようになっています。

 

しかし、3つ地震が同時期に連動して発生した場合、津波の規模は予想よりも1.5倍あるいは2倍の規模になる可能性もあります。

その場合、三重県では津波の高さが24.5メートルにまで達する地域があると想定されているところもあります。

地震の規模が大きい為、予測も様々。

市民の私も何が正しいのか、わからない状況だと言えますが、地震が来たら津波が来ると思って行動した方がいいということは理解できました。

地震が来たら、高台へ

これが、命を守ることに繋がります。

ポイント
南海トラフ地震の規模は大きいと予想されている。

南海トラフ地震の国の対策

南海トラフ地震に対しての対策は、国が頑張ってやっています。

地震対策・津波対策・総合的な防災体制・災害発生時の対応に係る事前の備え etc・・・

本当に膨大な量の対策をしています。

身近な資料では、内閣府が発表している資料が、「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」です。

内閣府のホームページに行けば誰でも見れます。

細かい目標設定までされていて、対策も「いつまでに○○をやる」ッと決めて完了しているところもたくさんある。(耐震とか)

みなさんも知らない所で、町内の人が集まって防災の事を話し合っていますし、地域も一生懸命動いています。

よくニュースでも耐震強化とか言ってますよね。

こういうのが、国の対策です。

 

でも、「だから、安心してください!」って言えないんです。

それは、地震が広範囲に起こるからです。

南海トラフは600kmの広い範囲で発生します。

しかも、上記で言ったように、マグニチュード8~9クラスです。

何が起こってもおかしくない。

予想したくない事態も起こるかもしれない。

もしかしたら、地震の規模が大きすぎて助けが来れないかもしれない。

 

国の助けは確かに必要だし、対策ももっとたくさんしてほしい。

けど、近くの命を守るのは、自分達なんです。

消防署の人も言っていましたが、地震で助け出されたほとんどの人が、地域の人たちが助けたそうです。

消防署や自衛隊を待っている余裕はありません。

 

国も、対策を行っています。

しかし、それに頼っておんぶにだっこではダメだということです。

自分達一人一人が、自分の命を守るように防災意識を高めていかなければいけません。

ポイント
国は対策を細かく行っているが、市民との温度差がある。

日頃の防災意識をまず高めよう

私がこのサイトを開設したのも、私達市民が防災意識が低いと思ったからです。

地域の防災訓練に行っても、「いつ来るかわからない地震に対してやってられるか」って感じです。

でも、防災訓練に来てくれた人はまだいい。

地域の防災にも興味を示さない、「私関係ない」っていう人が、圧倒的に多い。

被災したとき、こういう「私関係ない」っていう人も、関係ある事態になる可能性が高いんですよね。

地震が起こってからでは遅いのに。

 

だから、少しずつでもいい。

防災意識を高めてほしい。

そこから始めれば、きっと地震が起こったとき、何かが違ってくる。

 

 

 

 

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