あれ、万引きが減ってない気がする・・・
もしかしたら「万引きしやすい店」として情報がだだもれかも。
そうなったらやりたい放題。
ロスが減るどころか増加。
そうならない為にも、「万引きしやすい店」というレッテルは貼られないようにしていきましょう!
「万引きしやすい店」の情報が広まりやすい理由とは?
万引き犯は、
「どの店だったら万引きしても捕まらないのか」
知っている。
(万引き犯が言ってました)
そして、また同じ店で万引きが行われて。
負のスパイラルへと繋がっていきます。
万引き犯は情報戦をしているんです。
1人で情報を握って同じ店を立て続けに襲っているかもしれませんが、もし情報を共有していたら・・・・。怖すぎだと思いませんか?
ありえない話ではないし、実際に家に入る侵入盗は情報を共有している。
万引き犯に狙われる店・・・店側としたらたまったもんじゃない。
「万引きできる店」ってキーワードは警察は徹底的に取り締まってほしい。
こうなると、徹底した防犯対策してるって見せつけるべきっすね。
情報戦には情報戦で戦いましょう。
ではどうやって?って思うだろうけど、こっちは「鉄壁だよ」って見せつけるだけです。
まずは、万引き犯の思考を考えると、「捕まらない」を前提条件で万引きをするわけですから、捕まらない為にどうするか考えているわけです。
じゃぁ、盗むスキルを上げればいいじゃん!って思う人はFFのやり過ぎ。
普通考えるのが、「情報」を手に入れてササッと捕まらないように万引きする。
Twitterとか、他のSNSでもグループを作ろうと思えばいくらでも作れるわけで。情報網を作ることは可能だ。
そこで
「万引きしても平気な店」
「防犯カメラがあるけど正しく運用は出来ていない」
って選別されていくわけです。
なので、
「あの店は無理だよ」
「あの店は、セキュリティがすごい」
と思わせれば勝ち。
被害を減らす為にも、まず、「あの店は万引き無理」っていう風にならないと。
そして、万引き無理店を継続していく。
そう、継続!
継続してやっていける方法ってのが、基本的に大事になってくるわけですね。
だから、店側の心構えが大事になってくるわけなので、次に説明していきます。
店側「万引き防止への心構え」は大事
店側に大事になってくるのが、「万引き防止への心構え」。
先ほども言いましたが、
「継続」
防犯に終わりはないわけで、常日頃の防犯への心構えは大事になってきます。
火の用心的な、あれですね。
じゃぁ何するの?朝礼で毎日「万引き対策頑張ります」って唱和すればいいの?
違います。
一番最初にしないといけないのは、
ロス率の計算です。
最初に、どれぐらいのロスをしているか計算しないと、防犯カメラを使った効果とか、保安員の効果とか、死角を無くした時にどうなったとか、数値で見る事が出来ません。
大事なのは、数字。
数字が防犯の要となっていくわけです。
防犯カメラを設置するのだって安くないし、保安員を雇うのだってお金がかかります。
なので、心構えの一番大事なのは、「万引きロス率がどれぐらいで、万引きの実態はどうなっているのか把握していく」ことです。
万引きに対して「数字」を把握していくわけで、ロス率が大事になってくるわけです。
ピンとくる方は、ロス率にも内部不正でのロスとか、伝票のロスとかあるので、計算は大事。
ロス率の計算は以下の通り
ロス率=ロス高/売上高×100
ロス高は以下の通り
ロス高=期首売価原価+期中仕入売価-期末売価在庫-売上高
ほとんどのお店はPOSシステムがあるので、どの商品をどれだけ仕入れてどれだけ売ったかで、整合性が合えばOKという事ですね。
そして、継続して無理なくやるってことが大事になってきます。
「よし万引き犯を捕まえてやる!」って店に立ってたら、怖い顔で接客することになるので目つきが悪くなるのでやめたほうがいい。
無理なく、普通に、いつも通りやれば万引きがなくなったって言うのが一番理想的。
「万引きしやすい店」にしない為の対策
万引きのタイプを割り出します。おもに、年齢と性別などです。
万引き犯の年齢によって、万引きされる商品は変わってきます。
陳列の方法や、防犯カメラの方向を変えるだけで防犯対策になるので大事な情報です。
ただ、「そんなのわかんないよ~」って言う人は、万引きされる商品は何だろうって考えていきましょう。
万引きされる商品によってどんな人間なのかを考えていきます。
「なんでこの商品が万引きされるんだ?」っていう理由も考える事が出来るので、商品から考える防犯も大事になってきます。
コミック盗むお爺さんというのは考えにくいですよね?若い層なんじゃないかなぁって考えられるわけです。
メルカリで高く売れて、身元がバレない商品は何だろう?
中古店で高く買ってくれるけど身元がバレないものは何だろう?
商品によっていろんなことが考えられるので、万引きされている用品を特定していくことも大事です。
これらの情報をもとに、防犯カメラを設置したり、保安員を動員したり、商品陳列方法を変えてみたり
万引き対策を行っていくんですね。
「万引き無理な店」を目指して!
というわけで、「万引きされやすい店」は、負のスパイラルに陥っている状態だと言えます。
さっさと、万引き無理な店に変える為にも、数値化してロス率を管理していきましょう!
目指せ!
万引きゼロの店!